【求人が来ない本当の理由】 建設会社に共通する“伝わり方のズレ”とは?
2025.12.10
建設会社さんから、毎月のようにこんな相談をいただきます。
「若手が全く来ない」
「中途でも応募ゼロが続いている」
「求人を出しても反応が落ちてしまった」
そして多くの会社さんが、
「求人のどこを改善したらいいのかわからない」
と悩まれています。
実は、採用がうまくいかない理由の多くは
“やり方の問題”ではなく “伝わり方のズレ” にあります。
求人票を出す媒体を変えたり、SNSを始めたりするよりも、
まず“求職者にどう見えているか”を整えることが最優先。
これだけで応募数が2〜3倍に増える企業さんも珍しくありません。
この記事では、
建設業の採用で特に重要になる
「伝わり方の構造」 を分かりやすく解説します。
1. 求人票を変えるだけで応募が増える理由
─ 求職者の行動心理を知ることが採用成功の第一歩
求職者は求人を読むとき、
“自分に関係があるかどうか” を数秒で判断します。
つまり、
文章の表現が少しズレているだけで、
応募候補から外れてしまう のです。
▼求職者が求人票で見ているポイントは決まっている
- 仕事内容が想像できるか
- 人間関係・雰囲気がイメージできるか
- 将来(キャリア)が描けるか
- 自分にもできそうか
- 不安材料がないか(離職理由・きつさ・待遇など)
ところが多くの建設会社さんの求人は、
- 文章が硬い
- 仕事内容が抽象的
- 魅力が“会社視点”で書かれている
- 写真が少ない、もしくは魅力が伝わらない
という状態になりがちです。
結果として、
求職者が応募したい理由を見つけられないまま離脱します。
2. 建設業に多い「魅力が伝わらない構造」とは?
私は宮城の中小企業のみなさんと関わる中で、
どの規模の会社でも “共通するズレ” がある事に気づきました。
① 実際の魅力 → 高い
現場の雰囲気がいい
社員の定着率が高い
教育体制がしっかりしている
地域に根ざした仕事ができる
(会社としての魅力は十分ある)
↓
② 求人票・HPでの見え方 → 低い
文章が固く、良さが伝わらない
写真が少ない
キャリア説明がない
どの会社でも使える表現になっている
↓
③ 求職者の理解 → 「普通の会社に見える」
“他社と違いがわからない”
“魅力が見えない”
“応募する理由が生まれない”
つまり、
会社の魅力 > 求職者に伝わる魅力
というギャップが発生しているのです。
採用で成果が出ない最大の原因は、
このギャップの存在に気づいていないこと。
3. Before / Afterで見る「伝わる求人」の作り方
以下は実際に多いパターンを元にしたBefore/After例です。
Before(よくある求人文)
「未経験歓迎。やる気のある方を募集しています。
弊社はアットホームな雰囲気で、地域の発展に貢献しています。」
問題点
- 当たり障りなく、印象に残らない
- “誰に向けた求人か”がわからない
- 仕事内容のイメージが湧かない
After(求職者視点で書き換えた求人文)
「未経験の方は、まず先輩と一緒に道具の名前と使い方からスタートします。
3ヶ月目には一人でできる作業が増え、自信がついてきます。
20〜40代のチームで雰囲気が良く、わからないことはすぐに聞ける職場です。」
改善点
- “入社後の流れ”が具体的
- 未経験でも働く姿が想像できる
- 職場の雰囲気がイメージできる
文章を変えるだけでも、
求職者が「自分に合いそう」と判断する確率が跳ね上がります!
4. 写真が変わると応募が増える理由
建設業の求人は特に、
写真の良し悪しで応募数が大きく変わります。
良い写真のポイント
- 表情が見える
- 仕事内容がわかる
- 「自分もここで働ける」と想像できる
- チームの雰囲気が伝わる
逆に、
暗い現場写真・無表情の集合写真・資料写真
は、求職者のモチベーションを下げてしまいます。
5. IKIGAIの採用サポートは「伝わり方のズレ」を整えるところから
IKIGAIが大切にしているのは、
“外からどう見えているか”を整えること。
具体的には、
- 求人票の文章改善
- 写真の企画・撮影・使い方の整理
- 求人媒体・HP・SNSの世界観合わせ
- 会社の魅力の言語化
- 求職者に響くキャッチコピー作成
など、
会社の魅力がきちんと伝わる状態をつくることに特化しています。
6. まずは「あなたの会社の見え方診断」から始めませんか?
IKIGAIでは、
・求人票
・HP
・写真
・SNS
の“伝わり方”を無料でチェック しています。
- どこにズレがあるのか
- 何を改善すべきか
- すぐに応募につながるポイント
を、あなたの会社に合わせて具体的にお伝えします。
👉 診断を依頼する
▼ 最後に
求人が来ないのは、
会社に魅力がないからではありません。
魅力が“伝わっていないだけ”です。
そのズレを整えれば、
応募は必ず増えていきます。
地域で頑張る会社さんの“らしさ”が正しく届き、
一人でも多くの求職者と良い出会いが生まれますように。
